【小学校の支援級見学】先生とのやりとり|質問したこと・聞けてよかったこと

小学校の支援級見学。先生に質問したこと。聞けてよかったこと。Q&Aで紹介。 園・学校のこと
スポンサーリンク

支援級の見学では、授業の様子や教室の雰囲気を見るだけでなく、
先生と直接お話できるのも、貴重な機会でした。

先生からの説明はこちらの記事に書いています。
【小学校の支援級見学】先生から聞けたことまとめ|1日の流れ・先生のサポート・授業・行事など

支援級について先生から説明を受けた様子

我が家が見学に行ったときも、一通り説明を聞いたあとに、いくつか質問をさせてもらいました。

実際に聞いてみてよかったことや、安心につながったことがいくつもあったので、
今回の記事ではQ&A形式でその内容をまとめていきます。

見学の前に、聞いておきたいことを整理しておくと、当日スムーズなやりとりができておすすめです。

先生に質問してよかったことをリストにしたPDFも作ってみました。
印刷して持って行けるようになってます。

もし、直接質問するのがちょっと苦手だな…という方は、
そのまま先生にお渡ししても伝わりやすいと思います。

よかったら、ぜひダウンロードして使ってみてくださいね◎

先生に質問したこと・聞けたことQ&A

不安の強さや情緒面の心配について

Q. 息子は不安が強く、集団の場で話せなくなったりするのが心配です。

A. そういった子を無理に過ごさせることはしません。不安が強いときは1日の多くの時間を支援級で過ごすことができますし、最初はそうだったけれど、少しずつ慣れて行って普通級で過ごす時間が増えてきた子もいます。

普通級で過ごす時も、絶対ではありませんが基本的に補助の先生が付き、できるだけ安心して過ごせるよう支援しています。


Q. 普段はおしゃべりなのに、集団の中では言葉が出なくなってしまうことが多いです。本来できることも、発揮できなくなってしまいます。そういう子はいますか?

A. います。少しずつ自分を出していけるよう、安心できる声掛けや環境を整えながらサポートしていきます。


Q. 勉強はとてもできる子だと思います。そういう子はいますか?

A. います。勉強が得意な子の場合、普通級だと授業内容がつまらなく感じて立ち歩いてしまうこともあります。
でも、支援級では小集団で一人ひとりに合った関わりができるため、落ち着いて過ごせるようになった子もいます。


Q. 息子は完璧主義で、取り組みに時間がかかりすぎたりすることで結果が出ないことがあります。どう関わっていますか?

A. 完璧主義のお子さんの場合は、取り組みやすい環境を整えたり、スモールステップで少しずつできるように声掛けをしています。


学校での支援・対応について

Q. 息子は不安が強いとトイレに行くのを我慢してしまったり、人が多いときにトイレへ行けなかったりします。

A. そういったお子さんの場合、トイレへの付き添いも可能です。


Q. 気持ちの切り替えが難しく、脱走することもあります。

A. 教室見学で落ち着いて座っていた子たちも、入学当初は立ち歩いたり脱走して廊下で寝ていた子もいました。
支援級では、小集団の中で個別の声掛けなどをすることで落ち着いていくことが多いです。


Q. 大きな集団になると難しくなる子がいるのでしょうか?

A. そうですね。視覚や音の刺激も多いので、落ち着きづらい子もいます。
支援級では落ち着いてきた子でも、普通級ではまだ落ち着かないという場合があります。


Q. 落ち着かない気持ちが大きくなったときの避難場所はありますか?

A. 支援級の教室の中に小部屋を作っています。
あとは図書室へ行くこともあります。


Q. 登下校に親の付き添いは必要ですか?

A. 付き添いは自由です。入学当初は付き添いをされると、お子さんも安心だと思います。


Q. 登校してまず普通級のクラスへ行くとのことですが、不安が強くて心配です。

A. 支援級の先生が玄関まで迎えに行き、普通級の教室まで付き添います。準備のときも一緒にサポートします。
それでも不安が強い場合は、支援級の教室に登校でも大丈夫です。


Q. 支援級でも朝の会をしているのですか?

A. 状況に応じて、する日としない日があります。今日は、夏休みの個別宿題があったので、支援級でも朝の会を行いました。

学習の進め方や環境について

Q. 夏休みに個別の宿題が出ていたのは、支援級だけですか?

A. はい、そうです。普通級と同じ宿題に加えて、その子に必要だと感じた内容を個別に出すようにしています。


Q. 授業で取り組む内容は、普通級と同じですか?

A. はい。同じ教科書を使って、普通級と同じ内容で授業を進めていきます。
少人数なので、一人ひとりの理解に合わせた工夫をしながら取り組んでいます。


Q. SST(ソーシャルスキルトレーニング)は行っていますか?

A. 個別にSSTの時間を設けているわけではありませんが、
クラスでの活動や交流の中で、社会性を身につけていけるように関わっています。

進路や今後の見通しについて

Q. 支援級から普通級への移籍はできますか?

A. その子の状況に応じて、発達の病院の先生や支援級の先生、保護者で話し合いをして、普通級が良いという結論になれば普通級への移籍になります。

面談を終えて感じたこと

先生とのやり取りを通して、
「この学校の支援級は、子ども一人ひとりをよく見てくれそうだな」と感じました。

優しく支援級の先生に声をかけられて安心している自閉症の息子

基本的には普通級で過ごすと聞いて、最初は不安に思いましたが、
普通級でも補助の先生が付くこと、柔軟に対応があること、
そして特性に合わせたサポートがあること
を知り、少し安心できました。

この環境なら、不安の強い息子でも安心して通わせられそうです。

支援級に通うということが、まだぼんやりとしたイメージだったのですが、
見学するだけでは分からない先生の雰囲気や関わり方を知れたのは、とても大きかったです。


子どもの特性や質問は、事前にまとめておくのがおすすめ

支援の先生は、授業の合間に来てくださっていました。
限られた時間の中で、聞きたいことを落ち着いて伝えるには、
あらかじめ質問をまとめておくと安心です。

私が「聞いてよかった」と思ったことや、「聞いておいた方が良いな」と感じたことを、別の記事にまとめました。

よかったら参考にしてみてくださいね。


支援級の質問リストまとめ記事(印刷OKなPDFも配布中)はこちら


▷関連記事はこちら

就学相談で支援級を選んだ理由
就学相談のスケジュールと必要書類まとめ|支援級を希望するまでの流れも紹介
支援級の学校見学、どうやって申し込むの?流れと注意点まとめ
【小学校の支援級見学】服装と持ち物まとめ|持って行ってよかったもの・後悔したこと
【小学校の支援級見学】準備まとめ|事前に確認しておいてよかったこと
【小学校の支援級見学】息子と一緒に見た教室の雰囲気と感じたこと
【小学校の支援級見学】先生から聞けたことまとめ|1日の流れ・先生のサポート・授業・行事など
【小学校の支援級見学】先生とのやりとり|質問したこと・聞けてよかったこと(現在の記事)
【小学校の支援級見学】聞いておくと安心なこと|質問リストまとめ(PDF付き)

コメント

error: このコンテンツのコピーは禁止されています。
タイトルとURLをコピーしました