【小学校の支援級見学】先生から聞けたことまとめ|1日の流れ・先生のサポート・授業・行事など

小学校の支援級見学。先生から聞けたことまとめ 園・学校のこと
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年長の息子は、自閉症スペクトラムと診断されています。
知的な遅れはありませんが、集団での活動が苦手です。

いろいろと考えた結果、少人数の中で先生のサポートがある「支援級」が合っているのではと思うようになりました。

支援級に決めた経緯はこちらに詳しく書いています

そして先日、息子と一緒に小学校の支援級を見学してきました。

自閉症の息子と支援級の見学をしに小学校へ行きました

当日は、教室や学校全体の様子を見せていただき、先生とお話しする時間もありました。
見学の様子や感じたことはこちらにまとめています

実際に支援に関わる先生からのお話を聞けたことで、就学後の生活をイメージしやすくなり、
「やっぱり息子には支援級が最適だ」と確信を持つことができました。

先生に質問したこと、聞いて安心できたこと、聞けばよかったと思ったことも含めて、
我が家の経験を3回に分けて記事にまとめました。

この記事では、
学校見学当日の先生とのやりとりの流れと、先生から聞けたお話を中心にまとめています。

後半では、私から先生に伝えたことや相談したこと、質問リストなどについても書いています。

我が家が支援級の見学で先生に質問したことを、Q&A形式でまとめた記事はこちら
質問リスト(PDF付き)はこちら

これから見学される方の参考になれば嬉しいです。


見学当日のようす|先生とのやりとりまでの流れ

学校に到着すると、校長室に通されました。
まず、教頭先生から簡単な説明と、「支援級について」まとめられた冊子をいただきました。

その後は、支援級の教室を中心に校内を見て回りながら
「ここではこんな活動をしています」「こういう特性の子がいます」など、説明を受けました。

見学が終わったあとは校長室に戻り、支援級の先生と20分ほどお話しする時間がありました。

段階を踏んで案内してもらえたことで、学校全体の雰囲気や支援の体制を自然に理解することができました。

先生からのお話し

実際に聞けたお話はこんな感じです。

支援級について先生から説明を受けた様子

在籍について

普通級=交流級と呼び、支援級に在籍していても、普通級の子達との交流も多いそうです。
普通級にも所属し、基本的には普通級で過ごすとのこと。

苦手な場面や教科などの時に、支援級で学ぶ形式です。

支援級の1日の流れについて

朝、登校したらまず普通級へ行きます。
朝の会が終わったら、必要に応じて支援級で学ぶ子、普通級で授業を受ける子と別れます。

普通級で学ぶ場合は、基本的には支援級の先生がサポートで入るとのこと。

しかし、必ずではなく、人手が足りず難しい場合もあるというお話しでした。

普通級で過ごす場合でもサポートがあるなら安心だと感じました。

先生の配置

支援級の見学をする息子

自閉・情緒の支援級は全学年で3クラスあり、1クラス5~7人でした。

できるだけ同じ学年の子を集めて授業をしていて、
クラス単位ではなく、知的障害のクラスの子も含めて大体4~5人くらいで授業をしているとのことでした。

4~5人に対し、先生は1人です。

先生は1人ですが、少人数なので目が届き良いなと感じました。

授業内容

普通級と同じ教科書で進むというお話でした。
しかし、特性に応じて理解しやすく説明をしたり教え方の工夫はされているとのこと。

勉強が苦手な子、得意な子と様々だけれど、それぞれに寄り添いやすいので取りこぼさず授業を進められて、普通級より進度が速いことも多いそうです。

息子は理解力が高く勉強が得意なタイプなので、普通学級だと内容に退屈しそう。
そういった意味でも少人数の方が合っていると感じました。

給食や行事について

給食

給食は普通級で食べるそうです。
しかし、どうしても精神的に難しい場合は支援級で食べることもできるとのこと。

行事

行事は普通級のクラスで一緒に参加になりますが、支援の先生がサポートに付いて下さるというお話でした。

子どもの精神状態に応じて支援級で過ごせたり、サポートがあるのは安心だと感じました。

家庭との連携の方法

日常の連絡方法

連絡ノートでやりとりをします。
活動内容や子どもの様子を先生が書いて下さり、家庭からも家庭の様子などを書いて渡す形式です。

その他、必要に応じて電話や面談など可能とのことでした。
定期的にノートで連携が取れるのは安心だと思いました。

個別支援計画

1人ずつ個別に支援計画を作成するとのこと。
先生の独断で作るのではなく、保護者と相談しながら作成していく形式です。
療育施設や医療機関と相談することもあると説明されていました。

学校での姿だけでなく、学校では見えない家での困り感や課題もふまえて計画作成をしてくれるのは良いと感じました。

進路について

将来へ向けての進路の話も簡単に説明がありました。

中学校について

6年生の段階で支援級に在籍している場合、中学校進学へ向けての就学相談があるそうです。
多くの子は公立中学校へ進学するとのことで、中学校でも支援級へ行くか普通級かを考える必要があるとのことでした。

高校について

養護学校は知的障害がない子は対象外です。

知的障害の支援を押し出している高校はいくつかありますが、
自閉・情緒の場合だと高校の通級に通うか、個性を理解してくれる高校がいくつかあるのでそういった高校へ通う子が多いというお話でした。

息子の進路

現時点では、息子は中学受験を考えています。
好奇心旺盛で、勉強が好きな子なので、同じように学ぶことが好きな子たちの中でなら仲間が見つかるかもしれないという想いもあります。

ただ、情緒面で難しいかもしれません。
色々な選択肢がある中で、小学校生活を送りながら少しずつ、今後の進路についても考えていきたいと思っています。

まとめ

先生から色々なお話しを聞くことができました。

お話しを聞いたうえで、気になったことを質問したり、息子の特性についても相談させていただきました。

我が家の体験をふまえて、これから学校見学へ行かれる方向けに質問リストも作成しています。
後半の記事にQ&A形式でまとめていますので、少しでも参考になれば嬉しいです。

我が家が支援級の見学で先生に質問したことを、Q&A形式でまとめた記事はこちら
質問リスト(PDF付き)はこちら


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