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就学準備

【就学前検診】知能検査を受けた息子の様子と感じたこと

小学校の就学前健診。知能検査の様子と息子の反応。
hinata

就学前検診の時期ですね。
我が家の自治体では、親が付き添う学校での検診は10〜11月に予定されていて、

それとは別に、夏休み明けに幼稚園から発達センターへ行き、知能検査のみを集団で受ける機会がありました。

親の付き添いはせず、園の先生と子どもたちで、バスに乗って発達センターへ向かいました。

上の娘のときとは形式が違い、少し驚きました。

今回は、息子が発達センターで受けた知能検査について書いていきます。

就学前健診の知能検査って?

就学前に行われる知能検査は、全国的に共通する形式で行われる簡易なスクリーニング検査で、
小学校入学に向けた基礎的な力を確認するために実施されます。

多くの場合は子どもたちが集団で机に向かい、学校の授業のような雰囲気の中で進められる形式です。

小学校の就学前健診の知能検査に取り組む発達障害の息子。


内容としては、図形や数の認識、言葉の理解、順序や比較の判断などが中心で、
子どもたちは先生の指示に従いながら、自分のプリントに〇をつけたり、印をつけたりしながら進めていきます。

会場は静かな雰囲気で、一斉に同じ課題に取り組む形となっており、
落ち着いた空間で授業のように進行するのが一般的です。

文字を書くことはほとんどないため、まだ文字が書けないお子さんでも問題ありません。
息子のときは、書ける子だけが自分の名前を記入したとのことでした。

検査結果は保護者に詳しく伝えられないこともありますが、
必要があれば後日、面談や発達相談につながることもあります。

当日の息子の様子

息子は発達障害があり、普段から発達センターに通っています。
当日の様子については、いつもお世話になっている先生から、
「緊張した表情で廊下を歩いてた」と教えて頂きました。

小学校の就学前健診の知能検査の会場へ向かう発達障害の息子。緊張している。

息子は、いつもと違う場所や雰囲気の変化に敏感な特性があります。
検査に向かう場面での緊張は、その影響だったのだと思います。

ですが、帰宅後に「すごく簡単だった!」と笑顔で話していたのが印象的でした。

「しまじろうより簡単だったよ」と嬉しそうに言っていて、
毎日取り組んでいる【こどもちゃれんじタッチ】の内容に似た問題が出ていたようです。
無理なく自分のペースで取り組めるので、就学前におすすめの教材です。

難しいと感じる課題があまりなかったことで、本人なりに落ち着いて取り組めたのかもしれません。

普段は緊張からうまく力を出せないこともある息子ですが、
本人が「簡単だった」と感じるくらいの内容や慣れた問題であれば、安心して取り組めることがわかり、その感覚も大切にしていきたいと思いました。

点数について

知能検査の結果は、保護者には伝えられない形式でしたが、
後日、発達センターの先生とのやりとりの中で、
「9割くらいは正答していましたよ」と教えていただきました。

それを聞いて、緊張しながらも、落ち着いて取り組めたのかなと、少し安心しました。

検査を通して感じたこと

知能検査は、子どもの力を知るための一つの指標にすぎません。
出題される内容が「簡単」に感じるか「難しい」と感じるかは、本当に子どもによってさまざまです。

また、検査という場面の緊張感や、いつもと違う環境の中では、
普段の力を出しにくいお子さんも少なくないと思います。

基本的には、ありのままの姿で検査を受けられればそれで十分だと思いますが、
お子さんが少しでも安心して臨めるように、
日ごろから家庭でワークやプリントに親しんでおくのも、ひとつの準備として有効だと感じました。

七田式もおすすめです。

支援につながるきっかけとして

我が家はすでに支援に繋がっているため、今回の検査で何か対応が変わることはありませんでしたが、
これまで支援につながっていない場合、検査結果をきっかけに声がかかることもあると聞いています。

そんなとき、我が子が「引っかかった」と感じ、落ち込んでしまう方もいるかもしれません。

「みんなと違うのかも」「発達が遅れているのかも」と不安に感じるのは、
お子さんのことを想う気持ちがあるからこそだと思います。

でも、入学してから困りごとがはっきりするよりも、
その前に気づけていれば、環境や関わり方を考える時間が持てるという意味では、
とても大きなことだと感じています。

実際、うちの小3の娘は、就学前健診では特に何も言われませんでしたが、
小学校に入ってから発達の凸凹がわかりました。

もう少し早くわかっていれば、もっといろいろなことをしてあげられたのに…と思いました。

もし知能検査の結果で個別に声がかかっても、
それはお子さんに合った環境や支援を、一緒に考えていくきっかけになります。

先生たち、福祉課の職員さん、発達センターの職員さんたちと相談しながら、
無理のない形で、その子らしく過ごせる環境を整えていくスタートになると思います。


▷ 就学相談・支援級見学についてについては別の記事で詳しく書いています
支援級の見学・相談・準備まとめ

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Hinata
IQは高いけれど見えない困り感を抱えた発達凸凹の姉弟を育てています。 子どもがもともと持っている力を、ゆっくり引き出す子育てを心がけています。
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